ryusenji's blog

掲示板法語と寺報を中心にアップします。

Zoom「仏恵功徳の会」4月開催のご案内&会費振込先

「仏恵功徳の会」は月に一度、加来雄之先生(大谷大学名誉教授・親鸞仏教センター主任研究員)をお招きして、『浄土論註』を学んでおります。

  4月の開催日時は、25日(木) 19時からです。今回は「虚空功徳」から学びます。ご受講くださる際に、お持ちのお方は『真宗聖典』(東本願寺)、『真宗聖教全書』第1巻(大八木興文堂)、『解読浄土論註』(東本願寺)をご用意ください。お持ちでないお方につきましても、レジュメだけでお分かりいただけるようにご講義くださいますので、ご心配は要りません。

 この勉強会は、オンライン会議システム「Zoom」を使用して開催し、講義録画を当日のうちにクラウドにアップして参加費をいただいている皆様にご案内させていただくシステムですので、当日のご参加が困難な方につきましても、後日ご覧いただくことが可能です。(※Zoomへ御入室の際には、お名前をご明記ください

 またパソコン操作が苦手なお方や、タブレットスマートフォンをお持ちでないお方につきましても、快く受講していただきますため、講義音源CDとレジュメを郵送させていただきますので、ご遠慮なくお問合わせください。その他諸々、ご希望がございましたら吉岡までご相談ください。

 過去のレジュメや動画等がご入用の方にも、参加費と同額でお分けしておりますので、ご希望のお方はお申し出ください。

 始めてご参加くださいますお方は、happy_okamaroko@yahoo.co.jp までお名前、ご住所、電話番号、メールアドレスをご明記のうえ、参加費(一般 1回 2,000円、学生 1回 1,000円)を下記の振込先までご送金いただきますよう、お願い致します。2回目以降のお方は、ご入金の確認ができ次第、ミーティングIDとパスワードをお伝え致します。またお友達をご紹介された場合は、吉岡までご一報くだされば幸いです。

 なお、勉強会当日の4月25までにご送金が困難なお方につきましても柔軟に対応させていただきますが、可能な限りご協力いただきますよう、宜しくお願い致します。

 

【今後の開催日】 ※7月以降の予定につきましても、決まり次第公開します。

  5月30日(木)、6月27日(木)

 

【振込先】

  paypay銀行(「ジャパンネット銀行」より社名変更)

  はやぶさ支店

  店番号    003

  口座番号   6878380

  ※LINE Pay、手渡しも可能です。

   数回分の一括入金にも対応しています。

        会費の領収書がご入用の方は、吉岡までご一報ください。 

2024.4 掲示板法語

2024.4 掲示板法語

 4月の法語は「迷えるのは 人間の特権」です。

 

 「春」という字の下に「虫」を二つ書くと「蠢(うごめ)く」と読みます。春になり、虫をはじめとするいろいろな生き物が活動を始めると、地球全体が躍動するようなイメージでしょうか。

 

 花から花へと飛び回る蜂のあくせく働いている姿は、迷いなど一切ないように見えます。雀もトカゲも犬も猫も、あらゆる動物はどんなに厳しい現実を突きつけられても、しっかりと事実を受け止めていのちの炎を燃やしています。

 

 一方、人間はどうでしょうか・・・。かつて「動物は要求し、満足して止む。人間は欲求し、無限に増大して止むことはない」という言葉にであったことがあります。それなりに環境が整っているにもかかわらず、欠けている部分を見つけ出しては悩み、愚痴をこぼし、未来に不安を抱えながら生きているのが私たち人間です。傲慢さと弱さが共存するこの有様を思うと、なんだか情けないように感じますが「悩む」ということは、理想と現実の間で迷子になっている状態です。

 

 「迷う」のは、それを克服するための行為で、唯一生身の人間でその迷いを出られた(=悟り)お方がお釈迦さまなのです。迷うことなく生き抜く動物も格好良いですが、「迷える」という特権を与えられた人間にしか歩むことができない道があるのではないでしょうか。

2024.3 掲示板法語

2024.3 掲示板法語

  3月の法語は「鏡に どのような人間が 映っていますか」です。

 

 厳しい寒さが和らぎ、少しずつ暖かくなってきました。春の訪れを知らせる植物が開花し、なんとなく心がふわっと軽くなるような感覚がするのと裏腹に、この時期になると目や鼻に不快を感じるお方も多いのではないでしょうか。鏡の前に立つと、目と鼻先がほんのりと赤い私が映ります。そのなんとも太々しい姿に思わずムッとすると、鏡の中の私もムッとしています。笑いかけると鏡の中の私も笑います。鏡は私の表情を忠実に映し出してくれます。

 

 更に自分を確認するもう一つの「鏡」があります。それは「お経」です。中国の善導大師は「お経の教えは鏡に喩えることができる(筆者意訳)」と言われました。お経のお言葉をよくよく味わうと、自分の本性が暴かれていきます。どんなに外見を整えて見せても、繕いきれない人間の深い根っこの部分を仏さまは見過ごされないのです。この鏡の前ではヘラヘラと笑うことすらできません。

 

 内面を映す鏡、外見を映す鏡、共に自己を正直に見せてくれる尊いはたらきです。目をそらさずにそれらの鏡を見つめた時、鏡の中にどのような姿の人間が映し出されるでしょうか。

Zoom「仏恵功徳の会」2月開催のご案内&会費振込先

「仏恵功徳の会」は月に一度、加来雄之先生(大谷大学名誉教授・親鸞仏教センター主任研究員)をお招きして、『浄土論註』を学んでおります。

  2月の開催日時は、29日(木) 19時からです。ご受講くださる際に、お持ちのお方は『真宗聖典』(東本願寺)、『真宗聖教全書』第1巻(大八木興文堂)、『解読浄土論註』(東本願寺)をご用意ください。お持ちでないお方につきましても、レジュメだけでお分かりいただけるようにご講義くださいますので、ご心配は要りません。

 この勉強会は、オンライン会議システム「Zoom」を使用して開催し、講義録画を当日のうちにクラウドにアップして参加費をいただいている皆様にご案内させていただくシステムですので、当日のご参加が困難な方につきましても、後日ご覧いただくことが可能です。(※Zoomへ御入室の際には、お名前をご明記ください

 またパソコン操作が苦手なお方や、タブレットスマートフォンをお持ちでないお方につきましても、快く受講していただきますため、講義音源CDとレジュメを郵送させていただきますので、ご遠慮なくお問合わせください。その他諸々、ご希望がございましたら吉岡までご相談ください。

 過去のレジュメや動画等がご入用の方にも、参加費と同額でお分けしておりますので、ご希望のお方はお申し出ください。

 始めてご参加くださいますお方は、happy_okamaroko@yahoo.co.jp までお名前、ご住所、電話番号、メールアドレスをご明記のうえ、参加費(一般 1回 2,000円、学生 1回 1,000円)を下記の振込先までご送金いただきますよう、お願い致します。2回目以降のお方は、ご入金の確認ができ次第、ミーティングIDとパスワードをお伝え致します。またお友達をご紹介された場合は、吉岡までご一報くだされば幸いです。

 なお、勉強会当日の2月29までにご送金が困難なお方につきましても柔軟に対応させていただきますが、可能な限りご協力いただきますよう、宜しくお願い致します。

 

【今後の開催日】 ※3月は休会です!

 4月25日(木)、 5月30日(木)、6月27日(木)

 

【振込先】

  paypay銀行(「ジャパンネット銀行」より社名変更)

  はやぶさ支店

  店番号    003

  口座番号   6878380

  ※LINE Pay、手渡しも可能です。

   数回分の一括入金にも対応しています。

        会費の領収書がご入用の方は、吉岡までご一報ください。 

2024.2 掲示板法語

2024.2 掲示板法語

 2月の法語は「様々な縁によって 共に生かされて在ることを 知る」です。

 

 元日に能登半島地方で発生した大規模地震には、自然の威力の凄まじさをありありと見せつけられました。突然のことで驚愕しましたが、自然災害という厳しい縁によって、日常が一瞬にして奪われ、当たり前に感じていたものが崩壊していく出来事は、遥か昔から繰り返されてきたのです。

 

 専門家によると火山の国である日本では、いつどこで地震が起きても不思議ではないと言われます。人間は自然を切り開いて思いのままに便利な生活を手に入れてきましたが、どうしても避けることのできない災難が存在することを知らされると、私たちがどんなに手を尽くして人工的な世界を築き上げようとも、それはまるで自然の一部を間借りしているに過ぎないという事実に気づかされます。つまり、自然は人間のものではなく、自然の上に人間が住まわせてもらっているということです。

 

 仏教では「自然」を「じねん」と読み、人間の都合を一切通さない「そのまま、ありのまま」の在り方を意味します。自然と対置した人間の在り方ではなく、人間も自然の中に含まれ、等しく、共に生かされて在るということです。

寺報60号 2024新春

寺報60号 2024新春

正信偈(30) 曇鸞大師の教え④

「惑染凡夫信心発(わくぜんぼんぶしんじんほつ) 

証知生死即涅槃(しょうちしょうじそくねはん)」

たとえ惑いに染まった私たちであっても、その信心が開かれたならば、生に迷い、死におびやかされているままであっても、人生の深い意味をさとることができるとはっきり示されました。

 

 七高僧の第三祖「曇鸞大師」の章を読み進めています。親鸞聖人は曇鸞大師のご功績を「報土因果顕誓願」と示され、私たちの往生はただ「信心」によってのみ定まるところを「惑染凡夫信心発(惑染の凡夫に信心がひらかれたならば)」と念押しされているのが、今回ご一緒に考える箇所です。

 

 「惑染(わくぜん)」と「惑」も「染」も共に「煩悩」の別名です。「染」という字が使われるのには、私という個人の人間が煩悩を起こしているだけではなく、煩悩の歴史に身を染めているのがこの私であるということです。宮入清次郎さんの川柳に「先祖の血 みんな集めて 子は生まれ」という一句があります。この私にいのちを繋ぐため、ご先祖には数知れない苦労があったはずです。そのことを思うと、人間には個人レベルではない煩悩の歴史があることに頷かざるを得ません。

 

 親鸞聖人は「煩悩」について「煩は身をわずらわす、悩は心をなやます」と説明されます。煩悩の数は、除夜の鐘でも知られるように百八つと言われたり、八万四千にも及ぶと教えられますが、それらを集約すると「三毒の煩悩」と言われる「貪欲(とんよく)・瞋恚(しんに)・愚痴(ぐち)」の三つにおさまります。

 

 好きなものを思い通りにしたいと執着する心(=貪欲)・嫌いなものを徹底して排除しようとするも、思い通りにならなければ腹が立つ(=瞋恚)・貪欲と瞋恚の仕組みが分からず、もがき苦しむ(=愚痴)といった心身の迷いは「凡夫」ならではの得意技です。

 

 この有り様を深く見つめられた親鸞聖人は「凡夫」という言葉について、

私たちの身には、無明煩悩が満ちみちており、欲望も多く、怒り、腹立ち、そねみ、ねたみの心が絶え間なく起こり、まさに命が尽きるその時まで、止むことも消えることも絶えることもない・・・(筆者意訳)

と説明してくださいます。このような「惑染の凡夫」に「信心が発する」とはどういうことなのでしょうか。ここで注意すべき点は「信心を発する」のではなくて「信心が発する」ということです。「信心」は惑染の凡夫が起こすものではなく、阿弥陀仏の他力のはたらきによって凡夫の身の上に「信心」が実現するということなのです。

 

 それはつまり、仏さまの教えに出遇(あ)い、素直にその教えを聞くことによって、自分の本当の姿を知らされるということでしょう。自分の悪いところを言い当てられるわけですから、決して聞き入れやすい教えではありませんが、いつでも自分の思い通りにしたい私だからこそ、鏡に我が身をうつすように、本当の自分を言い当ててくださるこの教えなしでは生きられないのです。

 

 親鸞聖人は、曇鸞大師の教えから「惑染の凡夫」の上に「信心」が開かれると「生死即涅槃」が実現すると言い切られています。煩悩によって引き起こされる迷いのために苦悩している状態(=生死)のままで、その迷いが解決し苦悩が滅した状態(=涅槃)になると言われるのです。それは、美しい蓮の花が、汚泥から咲くように、決して切り離すことができない関係にあるということです。


 私たちは、思い通りになることが「幸せ」と勘違いしていますが、人生の壁に立ちはだかれることがなければ、生きることの深い意味を知り得るチャンスがないと言えます。

 

 不慮の事故で頸椎を損傷し、手足に麻痺を負われた星野富弘さんは、口に筆を咥えて詩や絵を描き続けられ、ある作品に「辛いという字がある。もう少しで幸せになれそうな気がする」という詩を書かれました。苦悩という試練を乗り越えることによって歩むべき本当の道が見えてくると「辛」の字が「幸」になるように、苦悩の先に開かれてくる世界を感じ取る能力を仏さまから与えられることが「信心」なのです。 

Zoom「仏恵功徳の会」1月開催のご案内&会費振込先

「仏恵功徳の会」は月に一度、加来雄之先生(大谷大学名誉教授・親鸞仏教センター主任研究員)をお招きして、『浄土論註』を学んでおります。

  1月の開催日時は、18日(木) 19時からです。ご受講くださる際に、お持ちのお方は『真宗聖典』(東本願寺)、『真宗聖教全書』第1巻(大八木興文堂)、『解読浄土論註』(東本願寺)をご用意ください。お持ちでないお方につきましても、レジュメだけでお分かりいただけるようにご講義くださいますので、ご心配は要りません。

 この勉強会は、オンライン会議システム「Zoom」を使用して開催し、講義録画を当日のうちにクラウドにアップして参加費をいただいている皆様にご案内させていただくシステムですので、当日のご参加が困難な方につきましても、後日ご覧いただくことが可能です。(※Zoomへ御入室の際には、お名前をご明記ください

 またパソコン操作が苦手なお方や、タブレットスマートフォンをお持ちでないお方につきましても、快く受講していただきますため、講義音源CDとレジュメを郵送させていただきますので、ご遠慮なくお問合わせください。その他諸々、ご希望がございましたら吉岡までご相談ください。

 過去のレジュメや動画等がご入用の方にも、参加費と同額でお分けしておりますので、ご希望のお方はお申し出ください。

 始めてご参加くださいますお方は、happy_okamaroko@yahoo.co.jp までお名前、ご住所、電話番号、メールアドレスをご明記のうえ、参加費(一般 1回 2,000円、学生 1回 1,000円)を下記の振込先までご送金いただきますよう、お願い致します。2回目以降のお方は、ご入金の確認ができ次第、ミーティングIDとパスワードをお伝え致します。またお友達をご紹介された場合は、吉岡までご一報くだされば幸いです。

 なお、勉強会当日の1月18までにご送金が困難なお方につきましても柔軟に対応させていただきますが、可能な限りご協力いただきますよう、宜しくお願い致します。

 

【今後の開催日】

 2月29日(木)、3月休会、4月25日(木)、 5月30日(木)、6月27日(木)

 

【振込先】

  paypay銀行(「ジャパンネット銀行」より社名変更)

  はやぶさ支店

  店番号    003

  口座番号   6878380

  ※LINE Pay、手渡しも可能です。

   数回分の一括入金にも対応しています。

        会費の領収書がご入用の方は、吉岡までご一報ください。