近隣の都道府県では緊急事態宣言の延長が決定されましたが、緊張状態を保持できない人間のあり様が改めて浮き彫りになっています。
6月の法語は「ステイホームは 自己を吟味するチャンス」です!!
コロナという未曾有の事態の中で、今まで聞いたことのなかった言葉を耳にするようになりました。パンデミック、クラスター、ソーシャルディスタンス、ロックダウン・・・そして今、私たちはステイホームを余儀なくされています。
当たり前の生活が出来なくなり、世情がずいぶん荒み、マスク警察など、行き過ぎた正義感で人を批判する声もよく聞きます。この尖った言葉によって、一体どれだけの人が傷つけられたのでしょうか。
人はみな、多少たりとも「自分は正しい」と思って生きています。自分の悪い所を人に言い当てられると腹が立つのは、その最たる証拠です。 しかし、その「正」という字をよく見てみますと、「一」と「止」で成り立っています。感情の独走を今一度思い止まらせて、しっかりと自己を見つめるということが「正」の字に込められた願いなのではないでしょうか。
「正しさ」を振りかざす前に、一度じっくりと自分を顧みる心をステイホーム中に養いたいものです。