2023年になりました🎍
1月の法語は「であうべき人物は 本当の自分自身」です。
年頭に「今年一年、無事に過ごすことができますように」と願わない人がいるでしょうか。誰もが健康で心穏やかに人生を過ごしたいと思っています。しかし、思い通りにいかないのが人生です。思いもよらない出来事が我が身に降りかかってきた時、私は何を思うでしょうか。本当の人格とは、切羽詰まらないとあらわれないものです。私たちは、目の前にあらわれた様々な縁によって「いかり」「はらだち」「そねみ」「ねたみ」などの心が沸き起こります。
どんなにかっこいい服を着て、綺麗にお化粧をしていても、腹の中は真っ黒でどろどろなのです。その事実を忘れて、人にばかり目を向けてしまいますが、見つめなければならない人物は自分自身です。
たとえ不都合な自分であっても、素直に受け入れることができる柔軟さを忘れずに、今年一年過ごしたいものです。