12月の法語は「私は いったい 何を 忘れているのだろうか」です。
今年があとわずかで終わろうとしています。年頭には毎年「今年は良い年になりますように」とお願いしますが、思い通りにいくはずもなく、目の前に立ちはだかるトラブルに心を奪われてしまいます。そうこうしている間に、もう12月・・・毎年毎年この繰り返しです。
こんな時に口をついて出て来るのは「あの時、これさえしていたらよかったのに」という愚痴です。愚痴とは、こぼれるもの。言いたいわけではないのに、心の中身が声となって溢れ出るものですが「後悔先に立たず」ということわざの通り、過ぎ去った日はもう二度と返ってくることはありません。でも、見直すことはできます。
私は一体なにを忘れているのか、ずっと忘れたままでいいのか。新年を迎える前に、人生の宿題を思い出したいものです。