2020年1月の掲示板法語を紹介します。
今年最初の法語は「おかげさまのいのち おかげさまの新年」です。
おかげさまは「お陰さま」と書きます。
このわたしのいのちを支えるために、日の目を見ることなくとも、陰になって支えてくれている存在が「陰」です。
お肉食べるの当たり前、お魚食べるの当たり前、お野菜食べるの当たり前、ではないのです。
たくさんのいのち、労力が私のいのちの犠牲になってくれていることを忘れてはなりません。
食事の前には「いただきます」と言います。永六輔さんは「私たちが食べるものはみんないのち。だから、いただきますとは、あなたのいのちをわたしのいのちにさせていただきますという意味である」と、生前中に言われました。
新年は、つい浮かれ気分になってしまいますが、おせちもお雑煮もお酒も、すべて他のいのちをいただいています。
本年もこうして他のいのちのお陰で生かされていることに感謝して、過ごしてまいりましょう。